当社がおこなっております、それぞれの工法をご紹介します。
数ある工法の中で対象物や条件に応じ、お客様に最適な工法をご提案しております。
NSエコパイル
―建築分野・土木分野―
中小径エコパイル
鋼管の先端に螺旋状の羽根を溶接した軸径φ508mm以下の無排土の回転鋼管杭工法。
主に小型杭打ち機などにより施工を行うため、比較的小規模な工事で採用されます。
特長としては、環境影響が懸念される場合に加え、施工場所や隘路、屋内施工など施工制約がある場合に、組立解体がほとんど不要で機械寸法も小さい杭打ち機施工が威力を発揮します。
大径エコパイル
鋼管の先端に螺旋状の羽根を溶接した軸径φ400以上の無排土の回転鋼管杭工法。
主に全旋回ケーシングジャッキで施工を行うため、比較的大規模な工事で採用されます。
特長としては、産廃処理や水質汚染など環境影響が懸念される場合に用いられるほか、羽根による大支持力を生かして1柱あたりの杭本数を減らし基礎工事全体の費用を低減を図れる場合もあります。
NSエコスパイラル ―土木分野―
NSエコスパイラルは、鋼管の周囲に螺旋状の羽根を広範囲に溶接した、軸径φ406.4以下の無排土の回転鋼管杭工法。
施工方法は、スパイラル状の羽根を設けた鋼管杭を小型杭打機により地中へ直接ねじ込むだけで、羽根と地盤が一体挙動し大きな周面摩擦支持力を発揮します。
それにより支持層が深い場合や不明確な場合でも杭長を短くすることが出来ます。
NSエコパイル中・小径と同じ機械を使用するため、施工制約がある場合でも同様に威力を発揮します。
深層混合処理工法 ―テノコラム工法―
弊社は深層混合処理工法については、テノコラム工法を推奨致します。
テノコラムは、スラリー状にしたセメント系固化材(固化材液)を地盤に注入しながら土と機械的に撹拌混合することによって築造される、高品質のソイルセメントコラムです。
テノコラムは現地土を有効活用し、原位置で築造されるため、周辺地盤に良くなじみ強度・耐久性が増し、長期にわたり構造物を安全に支持します。
詳細は下記リンク先にて。
※株式会社テノックス社HPにリンクしております
www.tenox.co.jp/technology/improvement.html
コンクリートパイル破砕工法
DHJ25杭打機を採用することにより、油圧モーターのアースオーガにて破砕工事をおこなうため、静粛性にすぐれている事や、大型杭打機に比べると組立解体費や運搬費などが格段に抑えられます。
特殊破砕ヘッドにより地盤とパイルの縁切りを1工程でおこなえ、深度・回転トルク値を管理し破砕工事を確実なものとします。
機械寸法も小さく、施工場所や隘路、屋内施工など施工制約がある場所、低騒音・低振動なので既存の建物のすぐそばで施工をおこなうことも可能です。
杭径はφ500mm、杭長は地盤状況等により25mまで対応します。
コンクリート障害物破砕・硬質地盤削孔工法
コンクリート障害物破砕
- 破砕ヘッドはケーシング一体型となっており、施工範囲外への影響がありません。
- ヘッドには特殊ビットを採用することによりコンクリートの破砕のみならず、鉄筋の切断をも可能とします。
- 破砕時は正回転・引き上げ時は逆回転とし土や破砕物の排出を最低限に抑えます。
硬質地盤先行削孔
- コニカルビットを備えたヘッドを採用し硬質地盤に対応します。
- 削孔時は水を使用しませんので汚泥の発生はありません。
- DHJ-25小型杭打機を採用することにより、従来の杭打機による施工と比べとてもコンパクト施工を可能にしています。
掘削時はギヤ駆動方式による、オーガ―モーター昇降システムにより強制的に上載荷重をかける事を可能とし、低振動・低騒音の施工を可能としました。